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21.12.03

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なぜ、オフショア開発が選ばれるのか。日本と海外のエンジニア事情。

耳にすることが増えた「オフショア開発」ですが、「なぜ、オフショア開発が注目され選択されるのか」について、気になる方も多いはず。今回はオフショアが必要とされる理由について、解説していきます。

海外に開発を依頼する「オフショア開発」

オフショア開発は、「海外の企業にシステム開発・保守運用業務を依頼」することをいいます。

近年、システム開発のための「コストの削減」や「IT人材の不足」といった課題を解決するためにオフショア開発が注目されています。主にオフショア開発を依頼する国に、中国、インド、ベトナム、フィリピンが選ばれることが多く、システム開発の難易度やかけられるコストによって変わってきます。

日本のIT人材は不足している?

最近では、小学校でもプログラミングが必修化され、話題になっていますよね。ITがどんどん進んでいる印象もありますが、日本にはまだまだIT人材が足りていません。

足りていないといってもどれだけ足りていないのか…。

下図は、経済産業省が公表している2030年までの想定されているIT人材の推移です。3つのシナリオから構成されており、中位シナリオで約45万人不足、高位シナリオでは約79万人も不足するといった調査結果となっています。

出典:経済産業省「IT人材需給に関する調査」

日本では、IT人材の需要に対して、供給が追いついていない状況です。現状では、システムの開発を進めようと思っていても、「優秀なエンジニアを見つけられない」もしくは「エンジニアを見つけても手が空いていない」といった状況が増えていくと予想されます。

 

オフショア依頼先の国と日本のエンジニア比較

オフショア開発を依頼するにしてもどのくらいの人材がエンジニアが稼働しているのか気になる方も多いはず。オフショア開発の依頼先として、中国・インドが多かったのですが、最近は「物価・人件費が安い」とされる東南アジアの国々が多く選ばれています。日本と比較してオフショア依頼先の国はどのくらいの年収があるのでしょうか。

出典:「IT人材に関する各国比較調査」

中国とインドの年収は日本に近づいていることがわかります。そのため、近年では単価も上昇していることもあり、物価・人件費の安いベトナムなどの東南アジアにオフショア開発を依頼することが増えてきました。

表の年収を比較すると、日本のIT人材の年収が約600万円なのに対して、ベトナムのIT人材の年収は約100万円とかなり差があるのがわかります。そのため、オフショア開発を依頼する際にも、一人のエンジニアにおける単価も安く対応することが可能です。

日本のIT人材不足と開発のコスト削減

ここまで解説してきましたが、オフショア開発が選択されている理由を2つご紹介しました。

2030年には、約45万人も人材が不足が予想される「日本のIT人材の不足」。物価・人件費の安いベトナム等の東南アジアへ依頼することで実現可能性のある「開発のコスト削減」

上記の2つの課題を解決するために「オフショア開発」が選ばれることが増えてきました。開発に対して2つの課題があって困っているのであれば、検討してみるのはいかがでしょうか。