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22.01.11

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ラボ型開発とは?ラボ型開発と請負開発の違いを解説。

ニアショア開発やオフショア開発など、ひとくちにシステム開発と言っても開発の方法はさまざまです。

オフショア開発について調べてみると、よく「ラボ型開発」「請負型開発」という言葉を目にするのではないでしょうか。
しかし、実際どういった開発方法かピンとこないと場合もあるかと思います。

そこで今回はラボ型開発の特徴や請負型開発との違いを説明します!

ラボ型開発とは?

ラボ型開発とは、オフショア開発における開発形態の一種で、「ラボ契約」「ODC(オフショア開発センター)」と呼ばれることもあります。
ラボ型開発で契約が結ばれると、ある一定期間(約半年〜1年間)海外のエンジニアを確保して開発するので、専任の開発チームをもているようなイメージです。

そのため、ラボ型開発では仕事の有無に関わらず、あらかじめ優秀な人材を自社専用に確保しておくことで、柔軟に開発を依頼することができ、
かつ同じ人材を継続的に確保できることから仕様やノウハウを蓄積できる特長があります。

請負型開発との違い

では「ラボ型開発」「請負型開発」2つの開発方法にはどんな違いがあるのでしょうか。
いずれも「外部に開発を依頼する」という点では共通していますが、契約内容に微妙な違いがあります。

期間を設けて「継続的にエンジニアチームを確保したい場合」においてはラボ型開発を選ぶことで、一定期間のリソースを確保することができます。
しかし、「システムやサービスの完成だけを依頼したい場合」は請負型開発を選ぶ方が良いでしょう。

どんなプロジェクトに向いているか

ラボ型開発はコストを抑えられる点が、最大のメリットです。
そのメリットを活かすには、自社の開発がラボ型開発に向いているかどうかを確認することが大切です。

そもそもオフショア開発はシステムやソフトウェアなどを開発する委託開発の一つ。
その中でもラボ型開発は、一定期間専用チームを構築します。契約期間中は専用チームを確保できるため、長期的な開発や安定的に案件が発生する場合に最適です。

またラボ型開発は、開発中に仕様変更が起きる可能性がある場合や、模索しながら長期的に開発を行いたい場合に柔軟な仕様変更に対応することができます!
そのためユーザーの声や動きに合わせて柔軟な仕様変更が求められるWebサービスや、テストを繰り返した上で仕様を決定する開発には、ラボ型開発が向いています。

反対に、タスクや仕様が明確に決まっていおり、手順に沿って開発する案件にラボ型開発は不向きです。

請負型開発との違いを知り、ラボ型開発を活用しよう!

今回は請負型開発の違いに着目し、ラボ型開発について紹介しました。
ラボ型開発は、コストを抑え人材を中長期間確保できるといった点が魅力の開発方法です。

また仕様や要件を変更する可能性がある場合や、案件量が安定している中長期の開発の案件では、ラボ型開発がおすすめです。
一方で要件や納期が明確な場合や単発で開発を委託したい場合には、請負型開発が適しています。
それぞれの違いを抑えて、自社に適切な開発を進めてみてください。