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22.01.19

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ラボ型開発を成功させる3つのポイントと注意点を紹介

ラボ型開発(ラボ契約)とはオフショア開発における等におけるシステム開発形態の一種で、一定期間専用のエンジニアチームを外部に確保し、開発することです。
契約期間内であれば変更にも柔軟に対応できることがメリットの一つになります。

メリットも多く、オフショア開発で採用されることの多いラボ型開発での注意点にも着目し、成功させるポイントを紹介します。

ラボ型開発を行う際の注意点

ラボ型開発には「技術的なノウハウを蓄積できる」「変更にも柔軟に対応できる」など多くのメリットがある一方、注意すべき点もあるので解説します。

契約した期間、仕事不足にならないか

ラボ型開発は一定期間(半年〜1年程度)人材を確保するし開発すること前提とするため、
予定していた開発業務が想定より早く終了した場合でも契約は終了できず、もし追加の案件などがなければ、期間内は仕事がなくとも報酬を払い続ける必要があります。
損失を生まないためにも、仕事量に即した期間・チーム編成を行うようにしましょう。

円滑にコミュニケーションできる体制であるか

ラボ型開発を行う上で課題となるのが、開発チームとのコミュニケーションです。
依頼元の担当者が開発メンバーに詳細に仕様を伝えたり、開発中の調整も細かく行う必要があるので、円滑にコミュニケーションが取れる体制を整えることが重要になります。
定期的なミーティングを開く、チャットツールを活用することで、密にコミュニケーションをとるなどの対策をしましょう。

ラボ型開発を成功させる3つのポイント!

①ラボ型開発に適した案件か考える

ラボ型開発は、中長期的な期間を通して開発を進めるプロジェクトに適しています。自社で開発したいシステムや、サービスがラボ型開発に適しているか考えましょう。
ラボ型開発に適した開発は「設計や仕様がしっかり固まっていない」「複雑な設計が必要な開発」など、
長期間・安定的に開発でき、柔軟性が求められるような、ラボ型開発の強みを活かせる開発であるか確認しましょう。

②タスク・プロジェクト管理を徹底する

オフショア開発におけるラボ型開発では物理的な距離などもあり、タスク・進捗管理が疎かになりやすい…いつの間にかプロジェクト全体に大きな遅れが出ることもあります。
そこでプロジェクト管理ツールやオンラインミーティングなどを活用して、現地のエンジニアと進捗や問題点をこまめに確認することが大切です。

毎週の会議や毎月の同期更新などを定期的に行うことにより、チーム全体での情報共有や開発中におけるチームメンバー間の誤認などが発生してもいち早く解決することができるでしょう。

③コミュニケーションをとり、信頼関係を築く

ラボ型開発などのオフショア開発で最も課題となるのは現地開発チームとのコミュニケーションです。
外国人エンジニアの働き方や、日本語であればなんとなく通じるはずのコミュニケーションが難しいため明確な指示を出す必要があります。

日本人同士でもスピード感を持って開発するには信頼関係は欠かせません。
実際にラボ型開発のチームを構築する際には、自社との相性やブリッジSEとどれほど信頼関係が築けるかなどもチェックしておきましょう。

ラボ型開発は長期的な開発におすすめ

ラボ型開発は顧客に応じて専用のチームを作成し、ともに開発を進めることができるので、長期的な開発に向いています。
またプロジェクトの途中で仕様変更が発生した場合でも見積もりや調整が不要で柔軟に対応してもらえるので安心して依頼することができます。

ラボ型開発の注意点を十分に考慮し、ラボ型開発のメリットを生かして、プロジェクトを成功させましょう!