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22.05.27

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PaaSって何?IT用語の意味とメリット・デメリットをわかりやすく解説!

ここ数年で、急激な成長を遂げているクラウドサービス。仕事の会話で「PaaS」「SaaS」や「IaaS」などの言葉が、耳に入ってくることも多くなったと思います。

そんな様々なクラウドサービスがある中、今回は「PaaS」の内容について紹介します。「PaaSとは何か?」 「メリットもあるけど、デメリットもあるんじゃないか?」などの疑問に対して、わかりやすく解説していきます。

PaaSのサービスを使う予定がある方は、ぜひこの記事で理解を深めていきましょう。

PaaSって何?

PaaS(Platform as a Service)とは、クラウド上でアプリ開発に必要なプラットフォーム(土台となる環境)を提供してくれるサービスです。

通常、アプリ開発に必要な環境(データベース、OSなど)は、ゼロベースから構築していく必要があります。PaaSでは、必要な環境が全てクラウドに揃ってるため、1から環境を構築する必要がありません。ここ最近では監視・分析ツールなど、便利なツールも搭載されているため、周りでもPaaSを採用している企業の話をよく聞くかと思います。

PaaSの代表的なサービス例をあげると、Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud Platform(GCP)などがあります。

PaaSのメリットとデメリット

PaaSは、アプリ開発に必要なプラットフォームを提供してくれるサービスと説明しましたが、メリットやデメリットについてはどうなのでしょうか。

 

PaaSのメリット

PaaSのメリットは様々ありますが、その中でも今回は大きなメリットを3取り上げます。

・スピーディに開発を始めることができる
・初期費用が抑えられる
・運用・管理コストの削減ができる

 

スピーディに開発を始めることができる

先述の通り、PaaSはクラウド上に必要な環境を提供してくれるサービスのため、環境構築にあてる時間が少なくなります。環境構築に当てる時間が少なると、自ずと開発を始めるまでの時間短くなります。

そのためスピード感をもって開発をすすめることが可能になります。

初期費用が抑えられる

通常はゼロベースで環境を作らなくてはいけないため、初期費用がかなりかかります。例えば専門的な業者に依頼した場合は、サーバー代・備品・構築作業など含めて、平均数百万の初期費用がかかってきます。

PaaSでは既に構築された環境が揃っております。そのため環境構築にかかる初期費用をグッと抑えることができます。

運用・管理コストの削減ができる

通常、自サーバーで運用する場合は定期的なメンテナンスや、環境のアップデートを行わなくてはいけません。

それらを全てPaaS側で行ってくれるため、運用・管理コストが格段に削減できます。またPaaSは管理ツールも搭載していることが多いので、負荷状況やアクセス状況の分析などもより簡単に行うことが可能です。

 

PaaSのデメリット

PaaSを使用することのメリットが分かり、とても便利なものと理解いただけたかと思います。しかしその反面、デメリットも存在します。今回は大きく2つにわけて紹介いたします。

・自由度に劣る
・セキュリティへのリスク

 

自由度に劣る

環境が準備されているということは、その分自由に構築する幅が狭まることになります。例えば、「サーバーのスペックを選択できない」、「特定のソフトウェアの導入ができない」といったケースがあります。

そのため開発するアプリが、PaaSの環境で作成できるかを事前に確認をしておきましょう。

セキュリティへのリスク

先程のメリットの一つに、運用・管理はPaaSに任せるため、その分コストが下がると先述いたしました。しかし裏を返すとPaaS側に全てを一任するため、セキュリティの水準もそれに準じてしまいます。

最近のPaaSはセキュリティ対策に力を入れている企業が多いため、リスクは低くなってきておりますが、事前にPaaSを提供している事業がセキュリティ対策をしているかを、かかさずチェックしておきましょう。

PaaSの特徴を活かせるケースとは?

PaaSを使うと、「開発スピードの改善」や「コストの削減」ができることがわかりましたね。

今ではその有用性から、どこの企業でも採用されることが多いPaaSですが、具体的にはどのようなアプリ開発をするときが良いのでしょうか。

例えば以下のケースに当てはまる場合は、PaaSを最大限に活かしたアプリが開発できるでしょう。

・納期が短いため開発をスピーディに始めたい
初期費用を抑え、開発にかかる費用を増やしたい
運用保守にかかるコストを削減したい

 

この中に当てはまるケースなのであれば、一度、PaaSの採用を検討されてみてはいかがでしょうか。