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22.12.13

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ReactNativeとは?概要から特徴についてわかりやすく解説!

アプリ開発をする方法を調べていく中で、Reactに似ているReact Nativeを見かけたことはないでしょうか。

React NativeとはReactのスマホアプリ用のフレームワークです。

本記事では、Reactの概要からフレームワークの解説、そしてReact Nativeとその特徴について解説していきます。

React nativeとはモバイル端末向けのフレームワーク

 

フレームワークとは

フレームワークとは「枠組み」や「骨組み」「構造」と言った意味を持ち、アプリケーション開発の効率を上げるためによく利用される機能をひとまとめにしたものです。

フレームワークはテンプレートのようなプログラムのことで一定のルールが存在し、開発者はそのルールに沿って実装したいプログラムを記述、カスタマイズしていきます。

「このように制作してください」と予めルール化されているので、自分で0からシステム実装をするより簡単に少ないコード量で開発することでき、プログラムの書き方にも統一性ができメンテナンス性が高くなることが特徴です。

 

Reactとは

ReactとはMeta社(旧Facebook)が開発した、ユーザーインターフェースを構築するためのJavaScriptライブラリです。

現在は「Facebook」や「Instagram」はもちろん、「Yahoo!」「Netflix」「Slack」など、世界中で数多く採用実績があり、2013年のオープンソース化されたことで、常にバージョンアップされているライブラリです。

Reactについては、こちらの記事でも紹介しています。

「Reactとは?JavaScriptとの関係やライブラリ・フレームワークについても解説! 」

 

React Nativeとは

React Nativeとは、Meta社(旧Facebook)が開発したクロスプラットフォームのアプリ開発用フレームワークです。

クロスプラットフォームとは、異なるプラットフォーム上で同じ仕様のものを動かすことが出来るプログラムのことで、React Nativeの場合は、iOSとAndroid端末それぞれのアプリを一つのコードで同時に制作することができます。

Facebookの開発したJavaScript用ライブラリ「React」とほぼ同じ原理でネイティブアプリを開発することができるため、Webエンジニアが利用する場合に学習のコストが低くすみます。

また、実績も豊富で、FacebookやUberEatsなどの、日本中で有名なアプリもReact Nativeで開発されています。

 

React Nativeの特徴

 

クロスプラットフォーム

クロスプラットフォームとは、iOS、Androidなど異なるプラットフォーム上で同じ仕様のアプリケーションを動かすことが出来る仕組みの事を指します。

通常 iOS・Androidで別々のソースコードを記述する必要があるところ、React Nativeを利用することで、JavaScriptでiOS・Android向けのアプリケーションを一つのコードで同時に開発できます。

これにより、開発の時間短縮負担軽減を期待できます。

 

ホットリロード機能

ホットリロード機能とは、コードの修正内容を即座にUIへ反映する機能です。

通常のiOS・Android向けのアプリケーション開発の場合、コードを変更した場合にコンパイル作業が必要になります。

軽微な修正を行なった場合でも1からコンパイルをする必要があり、大規模なプログラムの場合は、さらにコンパイルにも時間を要してしまうため、開発スピードに影響が出てしまいます。

React Nativeではこのホットリロード機能を搭載しているため、ソースコードを保存するたびに自動でリロードが行われ、瞬時にJavaScriptコードが反映されます。

コード修正の大小に関わらずコンパイルする必要がなくなり、スムーズに確認ができ開発スピードが向上します。

 

Web開発との互換性が高い

React NativeはJavaScriptを開発言語とし、Webアプリケーション開発との互換性が高いフレームワークで、Webアプリケーション開発のノウハウを活かした開発が可能です。

JavaScriptはフロントエンド開発で主に使用され、多くのエンジニアにとって慣れ親しんだ言語でしょう。

普段JavaScriptを使っているエンジニアであれば、Java,Swiftの経験がなくてもスマホアプリ開発の学習コストが低く、容易に取り組みやすいでしょう。

JavaScriptを使える人や勉強中の人で、モバイル端末向けアプリケーション開発に携わりたい人におすすめです。

 

React Nativeはモバイル端末向けクロスプラットフォームのフレームワーク

本記事では、「React Nativeの概要」から「特徴」まで解説してきました。

React Nativeは、JavaScriptを開発言語とするモバイル端末向けクロスプラットフォームのフレームワークで、コストを抑えながらアプリ開発を始めるのに適しています。今後、モバイル端末向けのアプリケーション開発に携わりたいWebエンジニアをはじめJavaScriptを扱えるエンジニアは、ぜひReact Nativeを学んでみることをおすすめします。

また、世界の多くの大企業で活用され私たちの普段使うアプリにも用いられていることからも、アプリ開発における良い選択肢だと言えます。興味がある人は学習してみましょう。