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22.03.15

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アジャイル開発は失敗する?原因と成功させるコツを解説!

近年の開発手法としてアジャイル開発が注目されています。
アジャイル開発は短いスパンで開発を何度も繰り返す方法であるため、ウォーターフォール開発と比べると大幅に開発期間が短縮できます。

またウォーターフォール開発と比べ、アジャイル開発は、顧客と仕様をすり合わせしやすいというメリットがあります。
しかしながら、必ずしもアジャイル開発が上手くいくわけではなく、失敗する場合もあるということも忘れてはいけません…!

そこで今回はアジャイル開発の失敗する原因と成功させるコツを紹介します!

アジャイル開発とは

アジャイル(Agile)とは直訳すると「素早い」「俊敏な」「頭の回転がはやい」という意味を持っています。
現在主流になっているシステムやソフトウェア開発手法の一つで、「計画→設計→実装→テスト」といった開発工程を小さいサイクルで繰り返すことが最大の特徴です。

例えば最初に顧客の要望をヒアリングし、ある程度見せられる状態の物を開発します。
それを顧客に見せてから「もっとこうしてほしい」という要望を汲みとり、再び開発作業に移ります。
これを何回か繰り返していくことがアジャイル開発の基本的な開発方法となります。

こちらの記事でアジャイル開発について具体的に説明しているので、ぜひ参考にしてみてください!

アジャイル開発が失敗する3つの原因

スピード感を持って開発することができるアジャイル開発ですが、失敗する原因を理解することが必要です。
そこでアジャイル開発における主に3つの失敗する原因を紹介します。

1.チーム内でコミュニケーションが取れていない

アジャイル開発では、一区切りごとにで方向性を細かく修正していく必要があります。
しかし、方向性が変更されたことの伝達が、チーム内でできていないと上手くいかないので、コミュニケーションをしっかり行う必要があります!
ただ、アジャイル開発では短いスパンで制作物を提供しないといけないため、プレッシャーもあってかコミュニケーションが雑になることもあるのです。

2.開発スケジュールの管理ができていない

開発スケジュールを上手く管理できないことが失敗の原因となることもあります。
例えば、以下の状況になった場合、スケジュールを変更する必要があります。

– スクラムマスターが、プロジェクトの障害を発見する
– プロジェクトリーダーが、顧客から仕様変更を求められる

アジャイル開発はスケジュールを変更しやすいのがメリットですが、あまりにも変更が多いと、納期に間に合わない可能性もあります。
どこまで変更を許容するか見極めるのは非常に難しいところです。

3.要件とコストのバランスが取れない

アジャイル開発は途中の仕様変更に対応しやすいですが、その分コストが発生することを忘れてはなりません。
実際に、仕様変更を繰り返し開発スケジュールが膨張することで、当初予定していた予算に収まらないケースは多いです。

場合によってはコストが膨らみ過ぎて、計画が途中でダメになることもあるでしょう。
仕様変更が多くなるのは、ユーザー側とのコミュニケーション不足も原因の一つです。

開発期間が伸びると要件が複雑になり、コストとのバランスが取りにくくなるため注意しなければなりません。

アジャイル開発を成功させるコツ!

上記では失敗する原因を解説しましたが、こちらではアジャイル開発を成功させるために必要な”3つのコツ”について見ていきましょう!

メンバー間のコミュニケーションを大事にする

一般的にアジャイル開発は、仕様変更がほかの方法よりも多くなる傾向があります。
そのため、変更した内容をその都度、メンバーに共有しなければなりません。特にスクラムを組んで開発する場合は、メンバー間のコミュニケーションを大事にする必要があるでしょう。
また、開発の要件が複雑になりやすいため、メンバー間で意見をしっかり交換することが大切です。例えば、適切なタイミングで活動の振り返りを行うと良いでしょう。コミュニケーションを取るきっかけになり、現状を正確に把握することが可能です。

また、意見交換を活性化させることで、より生産的な開発を行えるようになります。

それぞれの役割を理解する

メンバー同士のコミュニケーションが不足する原因の一つが、お互いの役割を理解していないことです。
まずは、開発メンバーがそれぞれ自分の役割を理解し、どんな行動が求められているか明確にしてください。
そして、メンバー間でミーティングを繰り返し、役割に応じた行動を取ることで仕事をしやすくなります!

自分とメンバーの役割を理解すれば、コミュニケーションも行いやすくなり、スムーズにプロジェクトを進められるでしょう。
また、メンバー自身が自分の役割に責任を持ちやすくなります。

特に想定外の事態が発生した場合は、自己判断で行動すると余計混乱を招いてしまうので自分の役割を忘れないように注意しましょう。

開発全体を見通して開発する

アジャイル開発では仕様変更に対応できるように、最初から明確な仕様は決めません。
しかし、開発全体を常に見通していなければ、工程が増えていきスケジュールが圧迫されてしまいます。
いくら仕様変更に柔軟に対応できる開発方法とはいえ、度重なる変更を受け入れていれば納期の遅延に繋がるでしょう。

開発を成功させるためには、スケジュールに余裕を持たせ、常に全体を把握しながら柔軟に対応できるよう備える必要があります。

失敗の原因を理解してアジャイルを成功させる

アジャイル開発は顧客の要求を実現しやすい開発手法ですが、調べると”失敗”というキーワードがよく出てきます。
実際仕様変更が頻繁に起こることで、使用に不具合が生じたり、納期に間に合わないなんて事例も多いでしょう。

しかし、上記のように失敗の原因をあらかじめ把握することで、適切にプロジェクトを進めることができます。
失敗の原因や成功の要因を理解して、アジャイル開発を成功に導きましょう!